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神山さん,ISM研究会の皆さん,今井です。
神山さん,解りやすい説明,どうもありがとうございます。神山さんの説明
を受けて,ちょっと,俺自身の説明を解り易い(と俺が思い込んでいる)例で
補足しておきます(前のコメントでこの例を出すつもりだったのですが,その
例を導出するための難しい屁理屈をこねているうちにすっかり書き忘れてしま
いました。そのため,前のコメントはちょっと意味不明だったかもしれませ
ん。失礼いたしました)。
俺は“[ism-study.21] Re: On Labor Power, HIROMATU etc.”
(1999/08/03 12:51)の中で次のように述べました。──
>労働能力は対象的に(Kraftとして)把握された自己としての人間です。こ
>れに対して,人格(類的本質)は自己的に把握された自己〔としての人間〕
>なのです。
また,神山さんは“[ism-study.23] Re: On the "Person" etc.”
(1999/08/03 14:52)の中で次のように述べています。──
>人格に対して、労働能力はその客
>体、物件(物象)として分裂してます。
この二つの発言を総合して解りやすく言うと,──
近代的個人は,
対象を売ることはできるが,自己そのものを売ることはできない
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従って,
↓
労働力を売ることはできるが,人格を売ることはできない
──こんなところでどうでしょうか。