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このメーリングリストの契約先のニフティの会員規約が改正されることになり
ました。新規約の「第７章 個人情報・通信の秘密」のところに、刑事訴訟法
218条つまり捜査礼状に従わざるをえず、そのばあい通信の秘密を守る義務を負わ
ない旨が付け加わりました。これは明らかに、さきの国会で成立した通信傍受法
にもとづく捜査を想定してのことだとおもいます。
今井さんが配布した "On ISM ML [FAQ]" に書いてあるとおり、この新規約以前
でも、株式会社ニフティはこのメーリングリストを勝手に覗くことができたので
すが、こんどは警察が傍受礼状にもとづき、ひょっとすると組織犯罪に関係ある
かもしれないということで、このメーリングリストを覗く可能性があるわけです。
通信傍受法が通る前も、警察の通信事業者に対する捜査はあったようで、たと
えば（某マイナー左翼のＨＰがある）ベッコアメの社長は、ＨＰのアクセスログ
を警察に不当に没収されたと言ってます。
通信傍受法が通ってから、サヨクの人たちのあいだで暗号化メールの使用が推
奨されているようですが、メーラーによって暗号化の規格がまちまちです。
ニフティ会員規約（旧・新）
http://www.nifty.ne.jp/support/terms.htm
http://www.nifty.ne.jp/corp/privacy.htm
犯罪捜査のための通信傍受に関する法律案
http://www.moj.go.jp/HOUAN/SOSHIKIHO/MONITOR/refer01.htm