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第66回(1999年度第10回)ISM研究会

日時:01月16日(日曜日)
      14:30〜

場所:立教大学5号館2階
      院生控室

TEXT:「自由貿易問題についての演説」
      マルクス
      大月書店(『マルクス=エンゲルス全集』,第4巻,第457〜471頁)

範囲:全部

報告:窪西 保人(総て)

※取り敢えずマルクスの論文を検討しようということで,「自由貿易問題につ
いての演説」を取り挙げることにしました。この論文は時期的には『共産党宣
言』と同じ頃に書かれたものであり,内容的には,鋭く対立し合う二つの主張
──穀物法擁護(保護貿易主義)と穀物法撤廃(自由貿易主義)──を両刀批
判しています。

 現代がグローバリゼーションの時代であるということに,異論がある人はい
ないでしょう。左右のどちらの立場に立っても,このグローバリゼーションの
傾向に対して,単に拒絶する態度と単に迎合する態度とがあります。極言する
と,今日の政策対立は,結局のところ,この一点に集約されるとさえ言えるで
しょう。実践的には,この論文の検討を通して,資本の文明化作用に対してど
ういう態度をとるのか,ブルジョアイデオロギーに対してどういう態度をとる
のか,反動イデオロギーに対してどういう態度をとるのか──そういうことを
探っていきたいと思っています。

 なお,この論文は,以前にこの研究会で読んだ『経済学的ロマン主義の特徴
づけによせて』(大月文庫143)と大いに関連しています(レーニン全集では
第2巻に所収)。レーニンがこの論文のどこを生かし,どこを切り捨ててしま
ったのかということも探っていきたいと思っています。

 恐らく大きな図書館などには『マルクス=エンゲルス全集』は必ずあると思
います。ですが,もしこの論文を入手することができない方がいらっしゃるな
らば,早めに今井のところまでお申し付けください。至急,コピーを郵送いた
します。

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 なお,日曜日には5号館敷地の表門は開いていないかもしれません。左に迂
回して,日曜日でも開いている通用門から5号館敷地に入ってください。ま
た,5号館建物についても,立教通り側の入り口は日曜日には開いていないか
もしれません。通用門を入ってから5号館を迂回し,池袋駅側に見える入り口
(下図の“‖”)から,5号館建物に入ってください。

  ││                        ││
  ││      ┌──────┐  ││
  │ 通用門 │            │  ││
  │ (○) │   5号館   ‖  ││
  ││      │            │  ││
  ││      └──────┘  ││
  ││                        ││
─┘└────表門(×)───┘└──────
(立教通り)                      ←池袋駅から
───────────────────────

 立教大学付近の地図が欲しい方は,今井までその旨,お申し付けください。
至急,地図を郵送いたします。

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 ISM研究会では,今後,取り挙げてほしい──あるいは取り挙げるべき──
テキストの候補を募集しています。いいものがありましたら,お教えくださ
い。予定では,今回で「自由貿易問題についての演説」は終わるはずです。で
すから,今回の研究会の終わりに,今後のテキストを決めたいと考えていま
す。

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 このメーリングリストに研究会のご案内を投稿するのとともに,ISM HPの
“スケジュール”ページも更新するようにしています。具体的には,前回の記
録(ISM DataBase Applicationの“ISM研究会の活動記録”フォームの“備
考”欄に含まれているものです)と,今回のご案内(案内のPDF,地図のPDFは
メールアドレスをもっていらっしゃらない会員に郵送しているものと同じもの
です)とがそれに当たります。

 なお,PDFをダウンロードする時には,くれぐれも,いったんローカルディ
スクに保存してから閲覧することをお薦めします。詳しくは,“最初にご覧く
ださい”の“ファイルのダウンロードについて”をご覧ください。

          **************************************************

 ひょっとすると,Outlook Express 5というメーラをお使いの方には,この
メールの中のロゴの部分と地図の部分とが見にくいかもしれません。私はJIS
で定義されている一般的な文字コードしか用いていません。ですから,そのよ
うな症状を経験された方は,先ずこのメールが表示されているOutlook 
Express 5のメッセージウィンドー上でメールの本文(body)全体を選択
し[*1],次にクリップボードにコピーし[*2],最後にお好みのエディタ・ワー
プロに貼り付けてください。必ず読めます。

[*1]メールの本文全体を選択するには,(i)メニューか
ら“編集(E)”/“すべて選択(A)”を選ぶか,(ii)キー
ボードから“[Ctrl]+A”を押すか,あるいは (iii)マウ
スの右ボタンをクリックすると現れるクィックメニュー
から“すべて選択(A)”を選ぶかしてください。

[*2]クリップボードにコピーするには,(i)メニューか
ら“編集(E)”/“コピー(C)”を選ぶか,(ii)キーボー
ドから“[Ctrl]+C”を押すか,あるいは  (iii)マウス
の右ボタンをクリックすると現れるクィックメニューか
ら“コピー(C)”を選ぶかしてください。