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今井さん,皆さん,今日は,神山です。
>横浜国大の事務の方はいい方が多いです。
それはよかったです。所々に愛想の悪い人が私立大学でもいます
が,私が学生のときは窓口のおっさんがいつも機嫌が悪く嫌われて
ました。
>レジュメをコピーしようと思って事務課に行くと,事務員の方が
“私がやります”と
>親切におっしゃってくださり,必ず失敗します。今日は多くの事
務員の方が出
>張っており,俺自身がコピーをとったので,すぐに終わりまし
た。
出張でよかったですね。
> もう六月も半ばだと言うのに,まだ貨幣論をやっています。去
年と同様に,
>後半期(タテマエ上は別科目)に辻褄合わせをしなければなりま
せん。商品の
>ところはすぐに終わるんだけれどもね。
今年は遅れ競争は私が勝ってますね。私は来週から商品論に入りま
す。別の講義(企業形態論)と同じような世間話をしていましたの
で(単にやる気がない?)。まあ世間話といっても,マネーの暴走
としての21世紀問題(資本主義の限界)として,環境,科学,政
治,企業,金融といった公共的なものの主権問題(誰のものか論)
から,資本主義の大枠のイメージへと話したので,別に純粋な時事
放談ではないのですが。
> 貨幣のところで随分と時間を取られていますが,(1)労働の形式
的な社会性
>は商品の社会性(つまり物象の社会性)として,そして商品の社
会性は優れて
>貨幣の社会性として現れるということ,(2)もし単純商品流通の世
界を知らな
>ければ市場社会の(否定はもちろんのこととして)肯定(=正当
化)さえでき
>ないということ,(3)サラリーマン[*1]にとって経済現象は直接的
には優れて
>貨幣的現象として現れるということ──を考慮すると,貨幣に
延々と時間を取
>られるのも止むを得ないでしょう。
私も貨幣論は詳しくやるつもりです。市場経済の正当化の理屈がわ
からないと,ケインズ主義の評価も,新自由主義の評価もわからな
い,というだけでなく,学卒の生活者としての充分な力が得られな
いだろうからです。
では。